NOVEL


〜お便器キャスター〜
第四話 「広報活動」


「お便器キャスター就任挨拶」の生放送が終わった後、杏里は混乱していた。

自分の痴態を全国に流されてしまったことの激しい羞恥、そして、自分の人生は終わってしまったと慙愧の念に包まれる一方で、身体が熱くなって子宮が疼いてくるのであった。

「どうしちゃったの、私・・・」

思考が収集できずに激しく戸惑っている杏里のもとへ、山垣がニコニコしながら近づいて来た。

「いや〜、良かったよ、杏里〜。視聴率、うなぎ上り!番組最高を記録したよ!」

山垣の言葉に反応せず、上の空の杏里。

「じゃ、この勢いで、新番組『お便器キャスター、杏里ちゃんが行く!』の収録もイっちゃおうか!」

「え・・・!?」


混乱していた杏里は我に返った。その番組では杏里が精液便器へと調教されるさまが放送されるはずであった。当然、そんな収録など承諾できるはずがなかった。

「わ、私、無理です! そんな番組、出演できません!」 杏里は強い口調で言った。

「もう、何言ってんの〜。今朝、杏里ちゃん、『喜んで精液便器になります』って言ってくれたよね。
番組でも宣言して全国に流れちゃったんだから、今さら、取り消すことなんか出来るわけがないでしょ。」


怪訝そうな顔をして否定する山垣。

「で、でも、今朝は、私、どうかしてたんです! そんな、せ・・・精液・・・便器・・・なんてなれるわけがないじゃないですか!
そんなのおかし過ぎます!」
 

杏里も必死である。これ以上、自分の痴態を公開された上に、精液便器などにされるのは絶対にイヤであった。

「ふ〜ん、そうか。杏里、これは命令だ。受けてくれるよね。」

それまでニコニコしていた山垣は突然、冷めた見下すような顔になってそう言った。

そして、それでも拒否しようと、口を開いて出た杏里の言葉は次のものだった。

「はい。受けます・・・」 (!! ど、どうして、私、こんな言葉を!?) 

自分の意に反して出た言葉に戸惑う杏里に、山垣はさらに畳みかけた。

「杏里、お前は、自ら望んで公開調教されて精液便器へ堕とされるんだよな? お前はマゾ性癖のド変態女なんだよな?」

「はい、そうです・・・」 
何故か、どうしても否定できない。

「よし、復唱しろ。」

「はい。私は、自ら望んで公開調教されて精液便器へと堕とされます。私はマゾ性癖のド変態女です・・・」


「どうだ、お前がこれから受ける調教のことを思うと、悦びと期待でマン汁が溢れて来るだろう?」


「はい、私は、自分がこれから受ける調教のことを思うと、悦びと期待でマン汁が溢れて来ます・・・」


杏里は、平然と恥ずかしい言葉を言ってしまう自分の言動に混乱しながらも、実際に身体が火照り出し、陰部から愛液が溢れて来るのを感じた。

(ど、どうして・・・どうしてなの!? なんで・・・??)

戸惑いと混乱が頂点に達する杏里。相手の望む通りに言葉を発するどころか、言われるがままに身体までもが反応してしまうのであった。

山垣はまた最初の笑顔に戻り言った。

「いや〜、そうかいそうかい、良かったよ〜。突然やめるなんて言われても、もう、段取り済ませちゃってるからね〜

で、第一回目の調教は、番組の宣伝もかねて露出調教をしようと思うんだよ。」


「ろ、露出・・・調教??」


聞き慣れない言葉に問い返す杏里。

「そう、露出調教。まあ、街中を歩くだけだから大したことないよ。じゃ、とりあえずこれを頭に付けてみて。」

そう言って山垣が差し出したのは、頭の上に取り付けられるようになったパネルで、そのパネルには次のように書かれていた。

   
私、藤井杏里は殿方の性欲処理用のお便器キャスターに就任いたしました

その文言を見た杏里の顔が曇るのを察知した山垣は、低いトーンで強く再び繰り返した。

「とっとと付けろ。」

言われるままそのパネルを頭に付ける杏里。

「いいねぇ。実にいい。」

満足そうに言う山垣。

杏里は、自分が精液便器になることを宣言する文言が書かれたパネルを頭に掲げ、首には先ほどの放送時に付けていたチョーカーと札がそのままである。屈辱的としか言いようがない。

杏里は恥ずかしさで顔を真っ赤にしながらも、山垣の淫猥で蔑む目を見ると、また子宮が疼いて来るのを感じた。



30分後、杏里を乗せたロケ隊の車は、渋谷のスクランブル交差点の歩道脇に駐車していた。

「じゃ、本番の前に車の中でちょっと練習してみようか。」

逃げ出したい気持ちでいっぱいで今にも泣きそうになっている杏里に、山垣が声をかけた。

「はい・・・」 杏里はそう言って立ち上がると、道中の説明で言うように指示されていた言葉を発した。

「私、藤井杏里はぁ、肉便器になるためにぃ・・・」

やはり、杏里は山垣の言葉には逆らえないでいた。頭では拒否していても、身体が従ってしまう。
そして、徐々にその行動パターンが刷り込まれつつあるのか、もう、山垣がわざわざ「命令だ」と強い口調で言わなくても、大抵のことには従うようになっていた。

渋谷へ来るまでの車中で、杏里は山垣に身体中をまさぐられたり、スカートをまくられて愛液で汚れたショーツを見られたりした。しかし、文句を言おうと山垣の顔を見たとたん、言葉が引っ込んでしまうのであった。


「う〜ん、ちょっと違うなぁ。露出調教も兼ねてるんだしなぁ。
なぁ、杏里、自分でどうしたら良いか考えて、やってみろよ。」


杏里の練習姿を見て、山垣は不満そうにそう告げる。

「はい・・・」

杏里はそう答えると、スカートの裾を掴んで持ち上げ、ショーツが丸見えの状態にし、先程と同じ文言を繰り返し始めた。

「ははは、いいねぇ、いいねぇ。でも、ちょっと足りないなぁ。
いっそ、パンツ脱いで、マンコ見せちゃおうか。」


(そ、そんなこと出来るわけが・・・)
 

杏里はそう思ったものの、やはり身体は勝手に動き、ショーツを降ろしてしまっていた。

(イヤ!イヤ! こんなのイヤ!)

そんな頭の中の強い拒絶とは裏腹に、再度、スカートを捲りあげて陰部を丸出しにし、先程の文言を繰り返し始める杏里。

「あはははは〜、OK、OK! よ〜し、本番イッテみよう!」

本当に愉快そうに山垣がそう告げ、杏里はそのまま車外へと連れ出された。



「私、藤井杏里はぁ、肉便器になるためにぃ、調教していただくことになりましたぁ。
調教の模様はぁ、番組で放送しますのでぇ、ぜひ、御覧になって下さい〜」


そう大声を発しながら、人通りの多いスクランブル交差点を歩く杏里。もちろん、スカートを捲り上げているので陰部が人々から丸見えで、その全てはカメラで撮られている。



(イヤ・・・イヤ・・・見ないで。こんな姿見ないで・・・)

杏里はすぐにでも逃げ出そうと思っているが、やはり、どうしても身体が言うことを聞かない。
そうする内に、杏里の周りを人だかりが出来始めた。TVで人気のお天気お姉さんの痴態。人が集まらないわけが無かった。

(お、お願い、集まって来ないで・・・。そんなに見つめないで・・・)

杏里のそんな願いとは裏腹に人だかりは増える一方。驚きと蔑みの目で見つめる者、ニヤニヤと下卑た顔でみつめる者、中には血走った目でガン見している者もいる。

そんな視線に晒されながら、杏里の身体は性的興奮を覚え始め、愛液が太ももを滴り落ちるのを感じた。

(ダ、ダメ・・・ど、どうして溢れて来ちゃうの・・・??
無理やりやらされているだけなのに・・・恥ずかしくてイヤでしょうがないのに・・・
私、こんなことをさせられて興奮しちゃう変態だって思われちゃう・・・違う、違うの!)


しかし、そう考えて身体を鎮めようとすればするほど、むしろ、愛液が溢れて来るのであった。

そして、徐々に、頭の拒絶が身体の淫欲で上塗りされ、何も考えられなくなって行く杏里。


露出調教のロケは、まだ始まったばかりである。。。





 すみません。これ以降は描いてないので、続きはないです・・・




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